第8回タムロンマクロレンズ フォトコンテスト

銅賞

「ふたつの球体」勇 雅之 様

ふたつの球体

勇 雅之 様(鹿児島県大島郡)

講評
最近、球体形の物の撮影をよくされているようですが、物体だけ撮影するのではなくて、この作品の場合は2つの球体を手に上に乗せているように見せている部分が、より面白いと思います。この球体の中にはもちろん向こうの風景が映ってくるわけですが、ちょっと欲張って、実際の太陽のボケも生かしながら撮影されていて、いい時間帯に撮影しているところがひとつポイントになっています。なかなかアイディアマンだと思いました。

カメラ:キヤノン EOS 7D
レンズ:タムロン SP AF90mm F/2.8

銅賞

「黄昏のコスモスロード」金杉 崇 様

黄昏のコスモスロード

金杉 崇 様(東京都足立区)

講評
逆光で撮影されていますが、光の感じがとても良いですね。まずワンちゃんの縁取り部分の毛並みがキラキラしています、そして画面の半分以上を占めるコスモスが逆光で光っているボケの部分、ここがなんともいえなく美しくて、異なる色のコスモスがあり、それぞれの色の混色具合がなんともいえないです。実際よりも綺麗に撮るのは難しいと思いますが、これは見た目よりも美しく仕上がっているのではないでしょうか。望遠マクロならではの表現ですね。

カメラ:ソニー α77
レンズ:タムロン SP AF180mm F/3.5 Di LD[IF] MACRO

銅賞

「アナベルを飾って」菊地 佳子 様

アナベルを飾って

菊地 佳子 様(宮城県岩沼市)

講評
窓からの逆光状態の直射光を上手に使っています。通常生けた花を撮る時は、定番カットになりがちですが、直射が当たっているせいで画面から光の溢れる感じが表現されて面白い表現になっています。グラスのブルーが影になっていて、その影の部分で画面の半分を構成するという大胆な構図の作り方ですが、おそらくこの部分が美しいと思って撮影されたのではないかなと思います。影に色がつくというのはなかなか気付きませんが、そこを上手に生かした構図の作り方です。

カメラ:キヤノン EOS Kiss X2
レンズ:タムロン SP AF90mm F/2.8

銅賞

「ティンガーラ(天の川)」中田 千翔 様

ティンガーラ(天の川)

中田 千翔 様(岡山県高梁市)

講評
お庭で撮影されているようですが、葉っぱに付いた滴のみの構成ということで、滴のボケとピントの合わせ方、奥行きのボケのリズム感というのがとても感じられます。なおかつこれを天の川に見立てていて、星や宇宙のイメージだと思いますが、この辺のイメージ作りがとても上手です。全体的に青く仕上げているのも、宇宙のイメージからだと思いますが、そのあたりも頭の中で先にイメージを作られて撮影されています。

カメラ:キヤノン EOS 5D MarkII
レンズ:タムロン SP AF180mm F/3.5 Di LD[IF] MACRO


ノンジャンルの部 銀賞へ 受賞作品一覧へ ノンジャンルの部 入選へ