受賞者一覧はこちら   「豪雪の勇者」 滝口　浩平 様15歳 （埼玉県上尾市） この作品はEH200の頭から貨物の最後尾まで、構図が気持ちいいくらいに決まっています。流れるような線路の感じがいい味を出しています。かっこ良く撮れていて、とにかく、構図は文句のつけようがありません。また、パンタグラフがぎりぎりに収まっていて、圧縮感のある見ごたえのある写真です。 機関車のブルーに貨物の違う色が混じっていて、色合いも決まっていています。それがまた構図をより引き立たせています。ちらちらパラついている雪もアクセントになっています。晴天の日だけが、写真を撮る写真日和ではなく、雨の日も、雪の日も良い写真が撮れるのです。雪の中、がんばって待って撮ったのだなと思います。その時のワクワクした気持ちが写真から伝わってきます。   「未来のSUPER EXPRESS」 金子　拓磨 様16歳 （東京都大田区） 本当にカッコイイの言葉につきます。 まず、新幹線総合車両センターの中から、よくこれだけのポイントを探し当てたなと感心しました。一生懸命にきっちりと光のバランスや構図を考えて、何度も何度もトライしたことだろうと思います。 車両センター内なので、撮影条件は決していいとは言えません。カメラの立ち位置など様々な制限がありますし、もちろん、人も大勢通ります。半日くらい粘って撮影できた一枚なのでしょうか。 写真の見た目もバランスも素晴らしいのですが、なによりも「ハヤブサ」って、「カッコイイよね」と言いたくなる作品です。カッコイイ新幹線を素直にかっこ良く写した写真です。よくぞ撮りました。脱帽です。   「18:50」 永井　綜一 様18歳 （兵庫県姫路市） この作品もすごくカッコイイ写真です。瞬時に目を引かれました。 路面電車を中心に、夕方のにぎわいが感じられます。人物の絡み具合もばっちり決まっていて、構図的にも非の打ち所がありません。撮影は手持ちかな？三脚を使っているのかな？行先方向幕にピントがきちっと合っています。なんと、この作品はフィルムカメラでの撮影なのです。モノクロなのに光があたっている感じ、モノクロなのに色が見えてきそうな感じがします。きっちりと光を捉えていて、明暗のバランスがとても良い。明かるい部分もオーバーになっていません。写真の技術がしっかりしていても、これだけの写真はなかなか撮れません。素晴らしい作品です。