タムロン鉄道風景コンテスト 結果発表

  • 一般の部
  • 大賞(さいたま市長賞)
  • 準大賞
  • 審査員特別賞
  • 入選
  • 佳作
  • 小・中・高校生の部
  • 大賞(さいたま市教育委員会教育長賞)
  • 準大賞
  • 審査員特別賞
  • 入選
  • 佳作
  • 全応募作品より選出
  • ユーモアフォト賞(さいたま商工会議所会頭賞)
  • 車輌写真賞
  • タムロン賞

準大賞

「里帰り」 吉田 彬人 様

「里帰り」

吉田 彬人 様14歳 (京都府京都市)

選評

画面全体が明るさに満ちて、真っ白な百合の花が印象的な作品です。
下から花の顔を見上げるようなローアングルで撮影していますが、対比となる列車が最適な位置にあります。画面下部に生えている草々も車体の暗い部分を隠す効果が発揮されています。タイミングと構図に優れていて気持ちが晴れやかになる作品です。
花を使った撮影では、背景に活用したり、画面の最前面にアクセントとして配置したり様々な方法がありますが、この作品は広角レンズ特有の表現を使って百合の花に迫って撮影。他の人があまり撮らない素晴らしい写真に仕上がっています。
また、空と車体の色も相まって、まるで「僕を撮ってくれ!」と車輌が言っているかのようなシーンです。良い写真です。

 

準大賞

「光をつなぐ者」 森 渉 様

「光をつなぐ者」

森 渉 様17歳 (愛知県一宮市)

選評

この作品は一目惚れするほど好きになった写真です。
場面が夜であることが好印象でした。夜の暗さに新幹線が流れていく。特にビルの明かりが見えて、「都会の夜」がひしひしと伝わってきます。
撮影データは、感度がISO100で、露出時間は54秒、絞り値がF20と結構絞り込んでいます。
デジタルカメラですと明るく写る傾向にあるのですが、実は夜は暗いんですよね。この作品は「夜の暗さ」をはっきりと捉えていて、その暗い夜の中を走っていく新幹線のテールランプがとても綺麗に表現されています。
新幹線の写真は車輌を中心に撮ったものを多く見ますので、この作品のように広い画角で新幹線を撮影することは、思い切りが必要なのだなと思いました。
新幹線の夜景を撮った本当に好きな1枚です。

 

準大賞

「明暗」 永井 秀典 様

「明暗」

永井 秀典 様17歳 (千葉県浦安市)

選評

顔のアップを捉えた新幹線の写真です。
新幹線の顔を寄せた写真も数多く応募していただきましたが、その中で抜群に格好良かったのがこの作品です。
新幹線はすごく格好良くてハンサムですよね。それをこの写真はしっかりと表現しています。また、車体の左右でツートンになっているところも大変、印象的です。
この作品からは新幹線の迫力が伝わり、ライトが生き物の目のように見えて、「生きた」新幹線を感じます。一個の人格を持っているかのように、この新幹線には表情を感じますね。
格好良い写真なのはもちろんですが、その存在感がただの金属の塊ではなく、命をも感じさせる。そんなロマンに満ちた写真だと思いました。

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