18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD（タングステンシルバーリングデザイン）

広角域から望遠域まで、「15倍」の幅広い焦点距離をカバーするこの高倍率ズームレンズは、小さなボディで、撮影者に新たな写真表現の可能性を与えます。望遠域では、カメラの存在を意識させずに運動会の子供の表情を捉えたり、近づきにくい野生動物に迫って迫力ある写真を記録。広角域では、旅先の広大な風景を一枚に写し込むなど、さまざまな撮影を楽しむことができます。そして、その全てを、鮮鋭な描写力で、美しく残します。

また、ボディの小型化を達成するためにタムロンの技術の粋が結集されています。レンズ構成は13群16枚とし、高屈折率の非球面レンズ、異常低分散レンズ等の採用で小型化と光学性能の向上に貢献。さらに独自の小型化技術として、定在波型超音波モーター「PZD」を搭載しました。

一眼レフカメラ用交換レンズのAF機構に、定在波型超音波モーター「PZD」を搭載。その駆動原理は、ピエゾ（圧電セラミックス）素子に高周波電圧を加えて伸縮・屈曲させて、素子全体を定在波運動させ、くねらせながら動かすことで、素子先端に取り付けた金属チップが楕円運動を描き、ローター（回転させる対象物）との摩擦によってモーターの回転運動を実現。また、DCモーターに比べて静音性に優れ、素早いピント合わせも可能に。部品点数の少ないシンプルな構造で、レンズ全体の大幅な小型・軽量化にも貢献しています。

タムロンが独自開発した手ブレ補正機構「VC」を搭載。 3つのセラミックボールを介して、3つの駆動コイルが補正レンズ(VCレンズ)を電磁的に駆動する「3コイル方式」を採用することにより、VCレンズはボールとの接触だけで保持される構造となり、摩擦抵抗が少ない滑らかな動きを実現します。低照度下や望遠域で発生しやすい手ブレを良好に補正し、安定したファインダー像を提供。手ブレによる失敗写真を防ぎ、快適な手持ち撮影を可能にします。

レンズ最前面に撥水性・撥油性にすぐれたフッ素化合物による防汚コートを採用。水滴、手の脂などが付いても拭き取りやすく、メンテナンスが容易です。