2025.06.06
【実写レビュー】望遠ズームレンズ 35-150mm F2-2.8 (Model A058)の使用感・撮影体験まとめ
【実写レビュー】望遠ズームレンズ 35-150mm F2-2.8 (Model A058)の使用感・撮影体験まとめ

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私は普段、標準ズームに単焦点レンズを1〜2本持って撮影に出かけることが多いのですが、こちらのレンズは広い画角をカバーでき、F値もかなり明るく設定できるので、何個もレンズを持ち歩かなくてもさまざまなシーンに対応でき、旅行やお出かけにもぴったりだと感じました。 今回は、小さなお花を撮る場面でマニュアルフォーカスも使ってみましたが、フォーカスリングの動きがとてもなめらかで、直感的に操作しやすかったです。ただ、普段使っている標準ズームよりは少し重く感じたので、長時間持ち歩くときや、軽さを重視する方には少しそのあたりが気になるかもしれません。
今回は近所の公園でネモフィラとポピーがちょうど見頃だったので、撮影してきました。このレンズは、ボケ感がとてもやわらかく、小さなお花にもきちんとピントが合ってくれるので、私が好きなお花の写真も、ふんわり可愛く撮ることができました。前後のボケも自然で、やさしく柔らかい印象を残すことができます。 ネモフィラのような小さな被写体はピントが迷いやすい場面もありますが、このレンズはしっかりと被写体を捉えてくれるので安心感がありました。
今回はネモフィラ畑に撮影に行きましたが、これからの季節だとひまわり畑や新緑の並木道などを撮影しても、素敵な写真が撮れるのではないかとわくわくしました。このレンズでは、旅先での景色や出先での思い出から、圧縮効果を利用した普段肉眼では見ることができない景色をこれ1本で撮影できることがとても魅力的だと感じました。
私は普段、写真を撮るときに「ふんわりとかわいく優しい雰囲気を残したい」と思っているので、このレンズでもそういった雰囲気を表現できたことがとてもうれしかったです。
また機会があれば、このレンズを手に取りにいろんな場所へ撮影に行きたいなと思いました。
重量1kg超えということで少し身構えていましたが、持ち歩く交換レンズを減らせたことで結果的に、1日撮り続けても疲れない優れた携帯性があると感じました。レビュー写真とは違いますが、GWの旅行にこれ1本で出かけ、息子を追いかけ回しながら毎日楽しく撮影してきました。このレンズだけに注目すればたしかに重いですが、数本のレンズを交換しながら撮影することに比べると、圧倒的な軽量化に加えレンズ交換の手間と時間を省けるメリットは非常に大きいです。
「ポートレート用便利ズーム」と思われがちですが、家族の日常を撮るにも街中で気楽にスナップ撮影するにも十分な焦点域をカバーしており、1ヶ月のレビュー期間中は気付けばこれ1本で撮り続けていました。
使う前から楽しみにしていたボケ表現を、いろいろな場面で試しました。普段は単焦点レンズを使うことが多いため特別ボケが大きいと感じるシーンはなかったですが、前ボケも後ボケも美しく、積極的に開放で撮りたくなる描写でした。またこのレンズは透明感が高く感じられ、ファインダー像が美しく撮影がとても楽しかったです。今回レビュー写真として挙げた1枚は、このレンズの透明感を特に感じた1枚です。ファインダーを覗いた瞬間、新緑の鮮やかさや立体感と背景の川を流れる水の輝きや透明度に感動し、思わず普段撮らない動画まで撮影してしまったほどです。
ボケを活かそうと開放で撮ると周辺減光がそれなりにありますが、自然な減光具合が自分の好みにはまり、減光補正はほぼかけずに仕上げることが多かったです。
ボケ表現と解像感ともに十分に満足なレベルで、使う前からわかってはいたものの、ズームレンズでこの性能は唯一無二だとあらためて実感しました。広角側での口径食によるいわゆるレモンボケや単焦点レンズに比べると大きい周辺減光など、あらを探せば当然いくらかはあります。ズームレンズですからね。ですが、それを補って余りある心地よい描写力があり、実際に撮っていて欠点と感じることはありませんでした。
幅広い焦点域を活かした表現が楽しめ、レンズ交換する暇のない家族旅行やイベント撮影でも大活躍すること間違いなしです。
いい意味で、守備範囲とサイズ感が釣り合っていないレンズです。 ポートレート撮影では必要不可欠な焦点距離の35mm、50mm、85mm、135mmをすべてカバーしているというとんでもスペックを備えており、さらに「あと一歩」に応えてくれる150mmまで入ってこのサイズと重量というのには本当に驚きました。
何本もレンズを持ち出そうとすると億劫になりがちですが、このレンズ1本で大丈夫という安心感から、気軽にカメラを持ち出せるようになりました。単焦点であきらめていた画角でもこのレンズであればサっとズーミングで解決。 あと、AF/MF切り替えの物理スイッチが単独で用意されているのが便利でした。
開放から十二分に解像感があり、作品撮りとしても問題なく使用できました。 ボケの質感も滑らかでとても好みです。
また個人的に推したいのがこのレンズの色味です。非常にナチュラルな色と温度感で、見たままの風景を表現してくれます。
私は基本的にRAW現像前提で撮影をするのですが、色味の個性が強いレンズを使用したとき、現像に納得いかないということが多々あります。 その点こちらのレンズは非常に優秀で、ナチュラルな色でかつコントラストが高いため、狙った色に対して調整をかけられるため、納得いく色に仕上げられる割合が非常に高かったです。
単焦点を何本も持っているような気分になれるレンズです。
カメラを持つ人々の一つの憧れである単焦点レンズは、明るさや描写力に特化する代わりに、寄るためには自らの足で稼がなければならないという制約があります。
また単焦点レンズですべての画角をカバーしようとすれば重量がとんでもないことになりますし、何よりお金がかかってしまいます。
このレンズはこれらすべての弱点を克服していると感じました。
F値はさながら単焦点レベルであるにもかかわらず、35mm~150mmまで1本でカバー出来てしまい、ポートレートから日常的なスナップまで、ありとあらゆる場面で活躍します。
描写力についても申し分なく、解放からキレのある描写を見せてくれました。
このレンズはズームレンズの常識を覆してしまうような、夢のようなレンズです。
操作性:カスタムスイッチでの機能切り替えや、フォーカスセットボタンが3箇所あるので縦横どちらでも押しやすい。
機能性:絞りリングがあれば良かったが、カスタムスイッチで3機能切り替え出来るのはメリット。
携帯性:明るい大口径ズームなので重さやサイズ感はネックだが、逆に複数のレンズを持ち歩かなくて済む事を考えると気にならないかも。
ズームレンズながらシャープな描写と豊かなディテール表現、そして単焦点レンズに匹敵する描写。大口径ならではのボケ表現や逆光時耐性が強く感じた。色の出方も好みで、色彩の再現性に優れている。 α7R IVの6000万画素オーバーでの撮影にも耐えられるシャープな描写が可能。中央部以外の周辺域でも画像の均一性がある。
ポートレートズームの名の通り、35mmの準広角から150mmの中望遠域までのレンジは、ポートレート撮影にピッタリでレンズ交換する事無く、これ1本で済んでしまうのがメリット。
開放f値もズームレンズとは思えない明るさで、35mmでf2、150mmでf2.8の明るさなので暗所撮影やボケを活かしたい撮影も問題無くこなせます。
【操作性、機能性、携帯性】
私は普段、標準ズームに単焦点レンズを1〜2本持って撮影に出かけることが多いのですが、こちらのレンズは広い画角をカバーでき、F値もかなり明るく設定できるので、何個もレンズを持ち歩かなくてもさまざまなシーンに対応でき、旅行やお出かけにもぴったりだと感じました。 今回は、小さなお花を撮る場面でマニュアルフォーカスも使ってみましたが、フォーカスリングの動きがとてもなめらかで、直感的に操作しやすかったです。ただ、普段使っている標準ズームよりは少し重く感じたので、長時間持ち歩くときや、軽さを重視する方には少しそのあたりが気になるかもしれません。
【描写力や表現力について】
今回は近所の公園でネモフィラとポピーがちょうど見頃だったので、撮影してきました。このレンズは、ボケ感がとてもやわらかく、小さなお花にもきちんとピントが合ってくれるので、私が好きなお花の写真も、ふんわり可愛く撮ることができました。前後のボケも自然で、やさしく柔らかい印象を残すことができます。 ネモフィラのような小さな被写体はピントが迷いやすい場面もありますが、このレンズはしっかりと被写体を捉えてくれるので安心感がありました。
【総合評価】
今回はネモフィラ畑に撮影に行きましたが、これからの季節だとひまわり畑や新緑の並木道などを撮影しても、素敵な写真が撮れるのではないかとわくわくしました。このレンズでは、旅先での景色や出先での思い出から、圧縮効果を利用した普段肉眼では見ることができない景色をこれ1本で撮影できることがとても魅力的だと感じました。
私は普段、写真を撮るときに「ふんわりとかわいく優しい雰囲気を残したい」と思っているので、このレンズでもそういった雰囲気を表現できたことがとてもうれしかったです。
また機会があれば、このレンズを手に取りにいろんな場所へ撮影に行きたいなと思いました。
【操作性、機能性、携帯性】
重量1kg超えということで少し身構えていましたが、持ち歩く交換レンズを減らせたことで結果的に、1日撮り続けても疲れない優れた携帯性があると感じました。レビュー写真とは違いますが、GWの旅行にこれ1本で出かけ、息子を追いかけ回しながら毎日楽しく撮影してきました。このレンズだけに注目すればたしかに重いですが、数本のレンズを交換しながら撮影することに比べると、圧倒的な軽量化に加えレンズ交換の手間と時間を省けるメリットは非常に大きいです。
「ポートレート用便利ズーム」と思われがちですが、家族の日常を撮るにも街中で気楽にスナップ撮影するにも十分な焦点域をカバーしており、1ヶ月のレビュー期間中は気付けばこれ1本で撮り続けていました。
【描写力や表現力について】
使う前から楽しみにしていたボケ表現を、いろいろな場面で試しました。普段は単焦点レンズを使うことが多いため特別ボケが大きいと感じるシーンはなかったですが、前ボケも後ボケも美しく、積極的に開放で撮りたくなる描写でした。またこのレンズは透明感が高く感じられ、ファインダー像が美しく撮影がとても楽しかったです。今回レビュー写真として挙げた1枚は、このレンズの透明感を特に感じた1枚です。ファインダーを覗いた瞬間、新緑の鮮やかさや立体感と背景の川を流れる水の輝きや透明度に感動し、思わず普段撮らない動画まで撮影してしまったほどです。
ボケを活かそうと開放で撮ると周辺減光がそれなりにありますが、自然な減光具合が自分の好みにはまり、減光補正はほぼかけずに仕上げることが多かったです。
【総合評価】
ボケ表現と解像感ともに十分に満足なレベルで、使う前からわかってはいたものの、ズームレンズでこの性能は唯一無二だとあらためて実感しました。広角側での口径食によるいわゆるレモンボケや単焦点レンズに比べると大きい周辺減光など、あらを探せば当然いくらかはあります。ズームレンズですからね。ですが、それを補って余りある心地よい描写力があり、実際に撮っていて欠点と感じることはありませんでした。
幅広い焦点域を活かした表現が楽しめ、レンズ交換する暇のない家族旅行やイベント撮影でも大活躍すること間違いなしです。
【操作性、機能性、携帯性】
いい意味で、守備範囲とサイズ感が釣り合っていないレンズです。 ポートレート撮影では必要不可欠な焦点距離の35mm、50mm、85mm、135mmをすべてカバーしているというとんでもスペックを備えており、さらに「あと一歩」に応えてくれる150mmまで入ってこのサイズと重量というのには本当に驚きました。
何本もレンズを持ち出そうとすると億劫になりがちですが、このレンズ1本で大丈夫という安心感から、気軽にカメラを持ち出せるようになりました。単焦点であきらめていた画角でもこのレンズであればサっとズーミングで解決。 あと、AF/MF切り替えの物理スイッチが単独で用意されているのが便利でした。
【描写力や表現力について】
開放から十二分に解像感があり、作品撮りとしても問題なく使用できました。 ボケの質感も滑らかでとても好みです。
また個人的に推したいのがこのレンズの色味です。非常にナチュラルな色と温度感で、見たままの風景を表現してくれます。
私は基本的にRAW現像前提で撮影をするのですが、色味の個性が強いレンズを使用したとき、現像に納得いかないということが多々あります。 その点こちらのレンズは非常に優秀で、ナチュラルな色でかつコントラストが高いため、狙った色に対して調整をかけられるため、納得いく色に仕上げられる割合が非常に高かったです。
【総合評価】
単焦点を何本も持っているような気分になれるレンズです。
カメラを持つ人々の一つの憧れである単焦点レンズは、明るさや描写力に特化する代わりに、寄るためには自らの足で稼がなければならないという制約があります。
また単焦点レンズですべての画角をカバーしようとすれば重量がとんでもないことになりますし、何よりお金がかかってしまいます。
このレンズはこれらすべての弱点を克服していると感じました。
F値はさながら単焦点レベルであるにもかかわらず、35mm~150mmまで1本でカバー出来てしまい、ポートレートから日常的なスナップまで、ありとあらゆる場面で活躍します。
描写力についても申し分なく、解放からキレのある描写を見せてくれました。
このレンズはズームレンズの常識を覆してしまうような、夢のようなレンズです。
【操作性、機能性、携帯性】
操作性:カスタムスイッチでの機能切り替えや、フォーカスセットボタンが3箇所あるので縦横どちらでも押しやすい。
機能性:絞りリングがあれば良かったが、カスタムスイッチで3機能切り替え出来るのはメリット。
携帯性:明るい大口径ズームなので重さやサイズ感はネックだが、逆に複数のレンズを持ち歩かなくて済む事を考えると気にならないかも。
【描写力や表現力について】
ズームレンズながらシャープな描写と豊かなディテール表現、そして単焦点レンズに匹敵する描写。大口径ならではのボケ表現や逆光時耐性が強く感じた。色の出方も好みで、色彩の再現性に優れている。 α7R IVの6000万画素オーバーでの撮影にも耐えられるシャープな描写が可能。中央部以外の周辺域でも画像の均一性がある。
【総合評価】
ポートレートズームの名の通り、35mmの準広角から150mmの中望遠域までのレンジは、ポートレート撮影にピッタリでレンズ交換する事無く、これ1本で済んでしまうのがメリット。
開放f値もズームレンズとは思えない明るさで、35mmでf2、150mmでf2.8の明るさなので暗所撮影やボケを活かしたい撮影も問題無くこなせます。
記事で紹介された製品
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35-150mm F/2-2.8 Di III VXD a058(Model )
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、広角端で開放 F2を達成し、準広角35mmから望遠150mmまで、ポートレート撮影で使用頻度の高い画角を1本でカバーします。大幅な大口径化と高画質を実現、リニアモーターフォーカス機構VXDにより高速・高精度AFを達成しています。新デザインの採用により、操作性や質感も向上しました。独自開発の専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズも可能になりました。