2023.11.08
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「TAMRON フォトコンテスト 2023」審査結果発表
株式会社タムロン
総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(本社:さいたま市)は、第2回目となる「TAMRON フォトコンテスト 2023」の審査結果を発表いたします。
「TAMRON フォトコンテスト 2023」へ多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。皆様からご応募いただきました作品点数は総点数6,825点(「総合部門」5,287点、「マクロ部門」1,538点)となりました。「総合部門」審査員の熊切 大輔氏、「マクロ部門」審査員の並木 隆氏による厳正なる審査の結果、入賞作品41点を選出いたしました。タムロンホームページにて全受賞作品をご紹介しております。
次回もたくさんのご応募をお待ちしております。
【総合部門 金賞】 森川 貴典 様
【選定理由】
審査員 : 熊切 大輔 氏
非常に印象深い作品に仕上がりました。サルの群れの作品は多く見ますが、本作は一味違いました。寒そうな表情のサルたちが体を限界まで寄せ合う中、一頭のサルだけがこちらをじっと見つめています。一頭だけ、というのが大きなポイントです。その強い目線は何かメッセージを語りかけているようにも感じられるのです。一方で人間のそれを思わせるなんとも切ない表情は、どこか満員電車の通勤風景も重なって見えたような気がしました。様々な思いやストーリーを想像させる、まさに写真ならではの表現が印象深い仕上げ感で深みを増しています。余計な情報を入れない構図バランスもよく非常にストレートでインパクトの強い作品となりました。
【マクロ部門 金賞】池田 孝保 様
【選定理由】
審査員 : 並木 隆 氏
水滴の概念を覆されました! 網戸についた、というよりも網目に詰まった水滴ですね。ここをこう仕上げてくるかというのが正直な感想で、この視点には本当に脱帽しました。中の映り込みが水量によってハッキリ見えていたりぼけていたりと写り方に変化があるのでひとつずつ見ているだけでも楽しいですし、正方形の編み目とランダムについている水滴がモザイク画の一部分を切り取っているようで、このままひいていったらどんな絵が見えてくるんだろうと想像するだけでわくわくしてしまいます。これ以上の言葉はいらないですね。本当に素晴らしい! 金賞おめでとうございます。