タムロンの光学設計を結集して新たに誕生した本レンズは、写真表現の可能性を幾多にも広げる高性能望遠ズームレンズです。遠くにある被写体を引き寄せたり、背景との距離感を縮める圧縮効果といった望遠表現はもちろん、生き生きとした自然体のポートレートや、柔らかなボケ味を生かした表現など本レンズが魅せるドラマチックで臨場感あふれる絵作りが堪能できます。さらに、“超音波モーター「USD(Ultrasonic Silent Drive)」”と、タムロン独自開発の“手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」”を搭載。動きの速い被写体の撮影や、ブレが生じやすい望遠域の撮影、シャッター速度の低下する低照度下での手持ち撮影が快適に行え“感動の瞬間”を逃がしません。また、新規開発した光学設計の導入と高級な特殊硝材「XLD(Extra Low Dispersion)レンズ」を採用することで、高コントラストでシャープな画質を実現。これまでにない美しさに迫ります。
XLD (Extra Low Dispersion)レンズなどの特殊硝材を採用し、デジタルカメラの特性に配慮した新規の光学設計を採用することにより70-300mmクラス最高レベルの高画質を追究しました。
ハイレベルの高画質を獲得するため、光学設計を新規開発。従来のLD(Low Dispersion-異常低分散)レンズに加え、さらに分散性が低く、蛍石に近い低分散性を有する特殊硝材XLD(Extra Low Dispersion)レンズを採用。
デジタル画質向上の大きな阻害要因となる軸上色収差や倍率色収差を良好に補正、全ズーム域においてシャープでコントラストの高い70- 300mmクラス最高レベルの描写性能を実現しました。
タムロンとして初めて超音波モーター「USD(Ultrasonic Silent Drive)」を搭載しました。スピーディーで静かなAF駆動で、各種スポーツや運動会、鉄道や航空機など、動きの速い被写体の撮影に対応できる望遠ズームレンズです。
また、超音波モーター「USD」の採用に伴い、モーター駆動の制御回路やソフトウエアを独自開発し、精度の高い快適なピント合わせを実現しています。
超音波モーターは、超音波の振動を回転力に変換する駆動原理のモーターで、その特長はたいへん静粛性に優れているほか、高トルク・高レスポンスでスピーディなピント合わせを可能にします。また、フルタイムマニュアルを実現し、オートフォーカスから、フォーカススイッチを切り替えることなくマニュアルフォーカスによるピントの微調整ができます。
さらに、超音波モーター「USD」の採用に伴い、モーター駆動の制御回路やソフトウェアを独自開発し、より精度の高いピント合わせを実現しています。
「AF18-270mm DiII VC(Model B003)」や「SP AF17-50mm F/2.8 XR DiII VC(Model B005)」で高い評価を得た手ブレ補正機構「VC」を搭載。最大でシャッタースピード4段分の手ブレ補正効果を発揮します。これによって手ブレが発生しやすい望遠撮影時や夕景、夜景などの低照度下での手持ち撮影を可能としました。3つのスチールボールを介して、3つの駆動コイルが補正レンズ(VCレンズ)を電磁的に駆動する「3コイル方式」を採用。これにより、VCレンズはボールとの接触だけで保持される構造となり、摩擦抵抗が少ない滑らかな動きを実現、「VC」特有の追従性の良い安定したファインダー像を提供しています。
また、VCレンズを電気的な制御だけで平行移動させることができるので、機械的な構造がシンプルになり「VC」ユニットの小型化を実現しました。
※「VC」はVibration Compensation (バイブレーション・コンペン セーション)の略です。