
150-500mm F5-6.7は、焦点距離150-500mm(35mm判換算225-750mm相当)※1をカバーしながらもミラーレス一眼カメラとの組み合わせを考慮し、超望遠撮影を手軽に楽しめるサイズ感を追求しました。長さ209.6mm※2、最大径φ93mm、望遠端に伸ばした場合でも長さを約283mm※2と、極めてコンパクトなサイズを実現。望遠端500mmを達成しながらも小型化を図ることで、手軽に超望遠撮影を行えます。
また、ズームリング回転角は75°と小さいため、最小限の動作で狙った画角に素早く合わせることができるのも特長です。
※1 35mmフルサイズセンサー搭載カメラ使用時焦点距離: 150-500mm
APS-Cセンサー搭載カメラ使用時焦点距離: 35mm判換算225-750mm相当
※2 長さはソニー Eマウント用の数値です。
150-500mm F5-6.7は幅広い焦点距離をカバーしながらも、ズーム全域において優れた描写性能を備えた高解像レンズです。レンズ構成は16群25枚。特殊硝材XLD (eXtra Low Dispersion)レンズ(1枚)やLD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ(5枚)、複合非球面レンズ(2枚)を効果的に配置し、色収差を抑制したクリアな写りを実現します。さらに、逆光での撮影で発生しやすいゴーストやフレアを抑えるBBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティングを採用。飛行機や野鳥、鉄道など様々な被写体を、やわらかく美しいボケ味とともに繊細に描きます。
超望遠域での撮影では、微細な振動さえも像の不鮮明化につながります。そのため、本レンズでは手ブレ補正機構VCを搭載することでより安定した画づくりをサポート。三脚を使わない手持ち撮影はもちろん、夕景や室内など光量の少ない撮影シーンにおいてもその力を発揮します。また、流し撮り専用モードを含む3つの補正モード(モード1: 通常、モード2: 流し撮り専用、モード3: フレーミング重視)を切り替えるスイッチを搭載し、撮影条件や好みに応じて最適な手ブレ補正モードを選択することができます。
150-500mm F5-6.7では、被写体に存分に近づいた望遠マクロ撮影をお楽しみいただけます。その最短撮影距離は、広角端150mmで0.6m、望遠端500mmで1.8m。さらに広角端での撮影倍率は1:3.1と、超望遠ズームとして極めて高い近接撮影能力を発揮します。活躍する撮影シーンは、植物から昆虫、テーブルフォトまで様々。近い被写体をより大きく、遠くの被写体をより小さく写すといった、ダイナミックな一枚を収めることができます。
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BBAR (Broad-Band Anti-Reflection)G2コーティング ゴーストやフレアの発生を抑制するコーティング。
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円形絞り 点光源を撮影した際に写る丸ボケが、開放から2段絞っても真円に近い形状を維持。
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保護用ラバー付レンズフード フード先端の傷・ヒビ割れを防止。
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簡易防滴構造 防滴用シーリングが、外部からの水滴侵入を防止。
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XLD (eXtra Low Dispersion)レンズ 光の分散性がLDレンズよりもさらに低い特殊ガラス素材。色収差を効果的に除去・補正。
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LD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ 光の分散性が非常に低い性質を利用して、色収差を効果的に除去・補正することができる特殊ガラス素材。
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防汚コート 耐久性にも優れた汚れ防止コーティング。
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手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation) 微細な振動を抑え、安定した画づくりをサポートする独自開発の機構。
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VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive) クラス最高レベルの速度・精度を実現するリニアモーターフォーカス機構。