Model F045
SP 35mm F/1.4 Di USD
込めたのは美しさへの信念。
息を呑むキレ味と、やわらかなボケ味。
画質へのこだわりがここに結実。
意志を撮る。覚悟を写す。
「写真を愛する人に最高の一枚を届けたい」。タムロンレンズに共通するその想いを突き詰めたとき、SP 35mm F/1.4 Di USD(Model F045)のコンセプトは生まれました。SP (Superior Performance)シリーズ40周年の節目に発売されるにふさわしい最上級の描写力を持ったレンズ、それがModel F045です。絞り開放時から被写体のディテールを緻密に捉える、一切の甘さを感じさせない解像力。シャープなピント面から、なめらかにとろけてゆくボケ。新開発のBBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティングにより極限まで抑えられえたゴースト・フレア。さらに、大口径F/1.4の重いフォーカスユニットを高速かつ高精度に動かすために新たに開発されたダイナミックローリングカム機構が、いかなる撮影環境下でも最高のAF性能を引き出します。タムロンの光学技術の粋を結集してつくりあげたこのレンズが、特別な一枚を描き出します。
タムロンのSPシリーズは写真を愛するみなさまのおかげで初代の5本のレンズの発売から40周年を迎えます。すべてのタムロンレンズに共通する「写真を愛する人に最高の一枚を届けたい」という想いをもとに、タムロンは「究極のレンズ」を追求してきました。その一つの答えが、高い光学性能と取り回しのよさを両立させた、SPレンズシリーズになります。いくら写りが良くても、写真を撮るとき、手元になければ意味がない。持ち出すのをためらうようなレンズであってはならないと考えたのです。
一方、レンズのサイズ感という枠を外し、究極の写りのみを追いかけることに憧れがないと言えば嘘になります。タムロンが持つ技術を「写り」のみに注力し、画質を追求したときに、どんなレンズができるのか。それもまた、「究極のレンズ」の一つの答え。SPシリーズ40周年の節目に、そんなレンズを創ってみたい。選んだのは35mm F/1.4。各社の素晴らしいレンズがひしめき合うこの市場で、最高のレンズを目指す―これはタムロンの大きな挑戦となりました。
商品企画から光学設計者に伝えられたのは、「究極の写りを目指したい」という一言だけ。これを受けた光学設計者の答えが、「すべての収差を徹底的に抑え、点が点に写るレンズ」でした。それは、すべての光学設計者の夢でもあります。そして、Model F045というレンズのための新機構の開発や、タムロンらしいボケ味の踏襲、新たなコーティング技術の開発など、タムロンが持つ技術の全てを注ぎ込むことで、タムロン史上最高のレンズが遂に完成いたしました。タムロンの自信作。どうぞ手に取り、その写りを確かめてください。
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BBAR (Broad-Band Anti-Reflection)G2コーティング ゴーストやフレアの発生を抑制するコーティング。
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円形絞り 点光源を撮影した際に写る丸ボケが、開放から2段絞っても真円に近い形状を維持。
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フードロック機構 フードの外れを防止。
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簡易防滴構造 防滴用シーリングが、外部からの水滴侵入を防止。
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ダイナミックローリングカム機構 重いフォーカスユニットを高速・高精度に動かす機構。
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GM (ガラスモールド非球面)レンズ ディストーションや周辺の解像感を向上するのに大きな効果を発揮。
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LD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ 光の分散性が非常に低い性質を利用して、色収差を効果的に除去・補正することができる特殊ガラス素材。
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防汚コート 耐久性にも優れた汚れ防止コーティング。