2023.05.12
写真家 渡邉真弓氏がタムロン11-20mm F2.8 (Model B060)富士フイルムXマウント用で撮る、沖縄・北海道の旅スナップ


心の赴くまま歩いて、その場の出逢いを捉えていくのが私の撮影スタイル。偶然の出会いは写真にすることで必然となる。そのためにレンズの選択はとても重要です。なぜなら焦点距離ごとに表現できる世界が異なるからです。
タムロン11-20mm F/2.8 Di III-A RXDで表現できる世界、それは超広角ズームならではの広大なシーンだけではありません。最短撮影距離が広角端0.15m、望遠端0.24mと短いので、被写体へ思い切り近づいたワイドマクロ撮影が可能です。例えば北海道・阿寒湖で撮った1枚。早朝の湖面に積もる雪にぐっと近づき、朝日と山並みを背景に捉えました。さらに沖縄の桜ではF2.8通しを組み合わせることで前ボケの表現もプラス。どちらも11-20mm F2.8ならではの表現です。
また、繊細な表現もしっかりできます。逆光で撮影した道ばたの花。ディテールも表現され、かつ印象的な光を捉えることができました。
今回は富士フイルムX-T5と組み合わせました。11-20mm F2.8は35mm判換算で16.5-30mm相当。質量約335g、長さは86.5mmと軽量コンパクトです。実際にレンズを持ってみると、その小ささや軽さに驚きます。しかも簡易防滴構造なので、雨や雪などの多少の天候の変化も気になりません。
11-20mm F2.8はそのスペックから、「自由度の高い撮影が楽しめるレンズ」と言えるでしょう。
既に超広角ズームレンズでの撮影経験をお持ち方はもちろん、「いつも同じような写真を撮ってしまう・何かを変えたい」という方は思い切ってこのレンズを選択しても良いのでは。ちなみに、既に富士フイルムXマウント用が発売されている、タムロン 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)や18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)と組み合わせることで、さらに幅広い撮影が楽しめます。
Xマウントユーザー待望の超広角ズームレンズ、11-20mm F/2.8 Di III-A RXD。
きっとあなたに新しい体験をもたらすでしょう。ぜひ楽しんでみて!