2025.07.01
欲張りたい人におすすめ!写真家 大森 和幸氏が超広角ズーム 16-30mm F2.8 G2 (Model A064)で魅せるポートレート表現
欲張りたい人におすすめ!写真家 大森 和幸氏が超広角ズーム 16-30mm F2.8 G2 (Model A064)で魅せるポートレート表現


超広角レンズは、一見ポートレートには不向きに思われがちですが、使い方次第で人物と背景の両方を活かした、欲張りな表現が楽しめます。そんな”欲張りたい”ユーザーにこそおすすめしたいのが、今回ご紹介するレンズです。初代17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)からさらにパワーアップして登場した、第2世代16-30mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A064) ソニー Eマウント用。このレンズで、一味違ったポートレートの魅力をお伝えできればと思います。
一枚目の写真 タムロン16-30mm F2.8 G2 (Model A064) 焦点距離:30mm 絞り:F4 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800 使用カメラ:Sony α1
トップの写真では、人物がしっかりと主役でありながら、色とりどりの装飾が施された美しい店内の雰囲気までも余すことなく写し込まれています。そのおかげで、主役の存在感がより一層引き立っています。被写体と空間、両方をバランスよく収めた、印象的な一枚に仕上がっています。
手前にある手元にピントを合わせ、あえて顔や背景をぼかしてみました。そうすることで、視線を自然に誘導できるだけでなく、とても素直でクセのない美しいボケが、写真全体にやわらかさと奥行きを与えてくれます。主題が引き立ち、画面にわかりやすさと上品な印象をもたらす、効果的な表現方法です。シンプルながらも、ぜひ試していただきたい効果的なテクニックです。
タムロンの誇る大三元レンズ――16-30mm F2.8 G2、28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)、70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)。この3本があれば、撮れないシーンはほとんどありません。広角から望遠まで、全域でF2.8通しの明るさを確保しながら、機動力にも優れ、表現の幅を大きく広げてくれます。さらに、3本揃えても意外なほど軽く、長時間の撮影でも負担になりにくいのが魅力です。また、フィルター径がすべて67mmで統一されているため、NDやPLフィルターなどを共用でき、荷物を最小限に抑えながら高い汎用性を発揮するのも嬉しいポイントです。本格的な作品づくりを目指す方にとって、この大三元レンズがまさに強力な味方になってくれるでしょう。
今回は28-75mm F2.8 G2、70-180mm F2.8 G2でも撮影できたので、いくつかご紹介します。
記事で紹介された製品
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16-30mm F/2.8 Di III VXD G2 a064(Model )
16-30mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A064)は、市場で好評を得た17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)が進化し、第2世代「G2」モデル。ズーム倍率を拡大しながらも、軽量・コンパクトな設計を維持し、高画質を実現しました。さらに、AF性能を向上させるとともに、最新のレンズデザインにアップデートし、操作性を高めています。また、レンズに動画・写真撮影用の実用的な機能を割り当てられるTAMRON Lens Utility™にも対応。初代の機動力と実用性を継承しながら、広角撮影の可能性をさらに拡げた16-30mm F2.8 G2。超広角ならではの表現を存分にお楽しみいただける一本です。
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 a063(Model )
タムロン28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)の製品ページです。Model A036の第2世代「G2」モデルとして、光学・AF性能が大幅に向上し、機能のカスタマイズが可能になったソニー Eマウント用、ニコン Z マウント用大口径標準ズームレンズです。
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70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 a065(Model )
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)は、市場でご好評をいただいている大口径望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」(以下Model A056)からさらなる進化を遂げ、第2世代「G2」モデルとして誕生しました。本機種では、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を新たに搭載。クラス最小・最軽量*の機動力を維持しながら、より安定した撮影が可能です。また、初代Model A056から光学設計を一新し、ズーム全域で妥協のない高画質な写りを実現。広角端の最短撮影距離も初代の0.85mから0.3mへ短縮することに成功しており、非常に短い最短撮影距離による、本レンズならではのユニークな写真表現が楽しめます。 *手ブレ補正機構搭載フルサイズミラーレス用大口径F2.8望遠ズームレンズにおいて。(2023年8月現在。タムロン調べ)