光学開発センター 技術職 [光学設計]
光学開発センター 技術職 [光学設計]

新卒採用

2012年入社

光学開発センター
技術職 [光学設計]

Q仕事内容

私は入社以来、光学開発センターで一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラの交換レンズの光学設計に携わっています。光学開発センターでは、一眼カメラ用交換レンズ・監視カメラ用レンズ・車載用レンズ等の光学設計や製造現場で使う光学性能評価用装置の開発、独自の光学設計用ソフトの開発などを行っています。私の場合、入社1~2年目は、座学での光学設計に必要な知識の習得をはじめ、OJTによる光学設計用ソフトの使い方を習得したり、先輩社員のサポートを通じて試作の解析を行っていました。オフィスワークだけではなく、3か月間の青森工場研修では、レンズの加工や製品の組み立ての実務を学び、現場の苦労を肌で感じる機会もあり、光学設計に関わる業務を少しずつ習得していきました。3年目以降は幾つかの製品仕様案に対して実際に設計を行う機会も増え、自身の設計解を商品企画部や他部署の設計部に報告したり、製品化へ向けた開発フェーズでは、経営陣への承認会議で説明する機会もありました。入社5年目には自身が設計した製品が世の中に発売される機会に恵まれ、それ以降、複数の製品の光学設計の担当し開発に携わっています。

仕事内容

Q仕事のやりがい

仕事のやりがい

光学設計は商品開発のスタートを担う重要な仕事で苦労の連続ですが、その分やりがいも大きいです。
3年ほど前、ある大口径ズームレンズのリニューアル設計を担当しました。先代の製品は携帯性に優れ多くの方に評価されていましたが、光学性能やフォーカス速度の更なる向上を求める声も寄せられていました。当初、「携帯性」と「光学性能・フォーカス速度」は相反する目標設定のため実現性が難しいと言われていましたが、私はこの2つの目標を達成すべく、様々な設計解を検討しました。その結果、先代の製品より可動群を一つ増やし光学性能とフォーカス速度の向上を満たす設計解を見出しました。さらに携帯性を追求するため、機構設計と密な連携を取り、群の移動量の短縮とレンズの径小化、部品配置の最適化を追求した結果、光学性能とフォーカス速度の向上に加え、先代の携帯性を有した「三方良し」の設計を実現することが出来ました。製品化され、実際に使用したお客様の喜びの声を聞いたり、そのレンズで撮影された作品を見るたびに感動し、頑張った甲斐があったなと大きな喜びを感じます。

Q今後、成し遂げたいこと

入社当時の想いであった「自身が設計した製品を通じて、日常生活や社会を豊かにする。」という目標は、少しずつ実現できていると感じています。
これまで携わってきたのは交換レンズという限られた製品分野ではありますが、自身が設計した製品がお客様の手に渡り、撮影された優れた作品を目にしたり、お客様の率直なご意見を頂いたりした経験はとても貴重なものでした。
今後も、5年後・10年後の社会や私たちの生活に必要とされる光学製品を生み出せるように、光学設計者としての技術力を高め、より多くの人々の生活を豊かにするような開発に貢献したいと思います。

入社理由

私は大学院の専攻が物理系で、レーザーを使った分光実験を研究テーマにしていたことから、光学分野の企業に興味を持ち、就職活動を始めました。
光学分野と言っても、企業に置き換えてみると様々な業界・職種に分かれていましたが、企業HPや会社説明会に参加するなどして得られた情報を精査していくと、「光学設計」という職種があることを知りました。光学の知識を使ってデザイン(設計)するって面白そう!かっこいい!と思ったのが、タムロンに応募したきっかけです。
タムロンでは、職種別採用を実施しており、将来のキャリアをイメージしやすかったのも良かったです。さらに、タムロンが開発する一眼レフ用交換レンズ・監視カメラ・車載用レンズといった製品群は、多くの人にとっての日常生活に欠かせない身近な製品群であり、これからの社会を豊かにするために大いに貢献できるものだと感じたため、タムロンに入社を決めました。

タムロンの
良さ

タムロンの職場は、とてもフラットな雰囲気で、年齢・職種問わず意見を出し合い、互いを尊重する文化があると思います。
例えば、設計業務では、過去の製品よりも技術的な改善を求められることが多く、どのように設計すれば解決できるのか頭を悩ませます。そういった時は、積極的に上司や同僚に相談することを心掛けています。すると自身の考え方に賛同してもらい自信が得られたり、あるいはもらった意見から新たな視点で発想の転換が生まれるなどして、設計を着実に進める良いきっかけとなります。
また量産に向けた試作対応で発生した不具合は、その都度対策を行わなければいけません。その際も、設計だけの判断・現場だけの判断で解析・対策を進めるのではなく、現場の責任者と直にコミュニケーションを取り双方の意見を総合して対策を練ることで、限られた時間の中で有効な対策と検証を行うことが出来ます。

休日の
過ごし方

光学設計の仕事柄、担当機種の開発フェーズで繁忙の波はありますが、昨年からフレックス勤務制度も導入され、職場の雰囲気も、これまで以上にメリハリをつけて働こう、という意識が浸透してきていると感じます。
また、月に1~2度の頻度で、終業後に会社のサッカー部に参加し身体を動かすことでリフレッシュしています。入社以来10年ほど続けてきたことで、仕事では直接関わりのなかった人との繋がりもできました。

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