第19回 タムロン鉄道風景コンテスト
鉄道のまち大宮

第19回
タムロン鉄道風景コンテスト

私の好きな鉄道風景ベストショット

審査結果発表

obj obj

地域の活性化と鉄道文化の振興に貢献することを目的とした、「第19回 タムロン鉄道風景コンテスト」の入賞者が決定いたしました。(2026年9月1日(火)締め切り)

広田尚敬氏、矢野直美氏、金盛正樹氏による厳正な審査が行われ、応募総点数7,636点、応募人数1,907人(延べ人数)の 数多くのご応募の中から、45名の方が入賞されました。おめでとうございます。

本コンテストは、前回までの累計応募点数が10万点以上にも達したことから、当初の目的である「鉄道文化・写真文化の振興」に一定の役割を果たせたと判断し、次回2027年の第20回をもって終了するものです。

ラスト2回となる今回の開催においても、多くの皆さまが作品をお寄せくださいました。今回から「プリント応募」を廃止し、「Web応募」に一本化するという変化の中、応募総点数は7,636点(前年比104%)と、昨年を上回る規模に達しております。ご応募いただいた皆さまに、深く感謝申し上げます。

厳正なる審査を経て決定した入賞作品をご覧ください。

なお、JR大宮駅構内のデジタルサイネージに全入賞作品45点を以下のイベント実施日や記念日に上映します。

  • 「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」 実施日 <2026年11月21日(土)>
  • 「おおみや鉄道の日」 <2027年3月16日(火)> ※3月末まで上映予定

総評

  • 広田尚敬 氏(写真家)
  • 広田尚敬 氏(写真家)

    • 「一般の部」と「U-18の部」を合わせた全体について

今年もユニークな作品がたくさん寄せられたのはたいへん喜ばしいことでした。例年はもっと明るい写真も多かったのですが、今年はなぜかアンダー目の、言い換えれば黒を基調にした〝渋めの作品〟が結果的に多くなりました。それは全ての応募がWebのみとなったことで、デジタルならではの黒の表現を高度に駆使した作品が上位に増えたことにも多少関係しているのかも知れません。
鉄道と風景を自分のイメージに作り込んだアート志向の作品が、「一般の部」だけではなく若者の「U-18の部」にも増えたようです。そのような傾向も含めて、デジタルでなければ撮れない写真、銀塩写真では撮れない写真が、この鉄道風景コンテストでは存在感を増してきたように思います。
アマチュアの方はプロよりもその切り替えや割り切り方は早いと思います。100点満点ではなく70点~80点を狙えば、失敗を恐れなくてすむし、伸びも早い。それだけユニークな作品が作れるのはアマチュアの特権です。それを活かして自由に楽しく作品づくりを楽しみながら、最後となる来年の第20回にぜひ応募して下さい。

  • 金盛正樹 氏(写真家)
  • 金盛正樹 氏(写真家)

    • 「一般の部」について

今回はすべてが「Web応募」のみに変わったということもあり、審査担当数が多くなり大変なところがあった半面、審査の初期段階から「あ、この作品は上位かな」という判断がスムーズにできるモニター審査ならではのメリットも大きかったです。鉄道写真は撮影場所が限られることもあり車両や背景などの選定などに、どうしても類似性が出てしまうものですが、今回上位に残った作品は新しい表現による写真が多かったと思います。「ああ、こんな撮り方や発想もあったんだ」と感心すると同時に、こちらも多種多様な応募作品からたいへん大きな刺激を頂きました。特に「一般の部」グランプリの作品のように、ともすればもう撮り尽くされたと思われている鉄道写真の分野にも、まだまだ未開拓の表現や発想が残っているのだということに気付かされます。
一方、鉄道写真には記録という役割も大きいと思います。その意味で上位には残りませんでしたが、まもなく役目を終えるドクターイエローを思い出に留めたいとの気持から撮影された作品がとても多かったです。しかしながら「写真に残しておきたい」という記録性重視の傾向が強かったためか、入賞作品としては佳作2点のみにとどまってしまいました。

  • 矢野直美 氏(フォトライター)
  • 矢野直美 氏(フォトライター)

    • 「U-18の部」について

今回も18歳未満の応募者の皆さんによる素晴らしい作品にあふれていました。ひとつひとつの写真から「ああ撮りたい」「こう表現してみたい」という作者自身の〝気持〟が、それぞれ聞こえてきそうな審査でした。たとえば被写体の背景となる撮影条件についても、抜けるような晴天の日であったり、あるいは雨の日や雪の日、早朝や夕暮れ、夜景など実にさまざま。あらためて日本は彩り豊かな四季と多彩な風土を兼ね備えた実に美しい国だということを実感させてもらいました。そういったことを若い応募者の方々がしっかり感じながら、このフォトコンテストのメインテーマである〝鉄道風景〟の背景として、きちんと表現されているということにも感動しました。
撮影対象と表現のカテゴリーはいつもながらさまざまな世界観があり、U-18ならではの自由な個性を感じました。桜や花火、猫や友達といったモチーフも変わらず人気が高く、流し撮り、水溜まりやウィンドウのリフレクションなども比較的多かったようです。それだけにこうしたテーマはどうしても似た表現になってしまいがちなので、入賞作品と自分の作品の違いなども参考にしながら、次回の応募につなげて下さい。このコンテストの締めくくりとなる来年度も、たくさんの応募作品に出会えることを心から楽しみにしています。

一般の部

グランプリ【さいたま市長賞】

「一般の部」における最も優秀な作品に対する賞

ユニーク/ユーモア賞

既存の鉄道写真に囚われない自由な発想の作品に対する賞

U-18 (18歳未満)の部

グランプリ【さいたま市教育委員会 教育長賞】

「U-18の部」における最も優秀な作品に対する賞

ユニーク/ユーモア賞

既存の鉄道写真に囚われない自由な発想の作品に対する賞

全応募作品より選出

本コンテストは、次回実施の2027年、第20回開催をもちまして、終了いたします。20年という長きにわたり本コンテストを支え、熱い思いとともにご応募いただいた皆様に心より感謝を申し上げます。次回の第20回が正真正銘の「最後」になります。ラストイヤーも、皆様が捉えた魅力あふれる素晴らしい鉄道風景作品に出会えることを心よりお待ちしております。