2025.11.28
一眼カメラで撮る!おしゃれで“映える”カフェ写真の撮り方のコツ
一眼カメラで撮る!おしゃれで“映える”カフェ写真の撮り方のコツ
カフェ写真が人気な理由と“映える写真”とは何か
SNSやブログの普及により、カフェでの写真撮影は今や日常の一部になりました。カフェで撮られたおしゃれな写真は多くの共感や「いいね」を集めています。その中でも、一眼カメラで撮影された写真は、ボケ味や立体感、さらには空気感までも美しく描写できるため、多くのフォトグラファーに支持されています。
「映える」とは、写真を見た瞬間に印象的で目を引く、美的な魅力を持つという意味です。ただ単に綺麗なだけでなく、光や構図、色使いなどが調和し、見る人に感動や共感を与えるような写真こそが「映える写真」と言えるでしょう。カフェの空間やコーヒー、スイーツなどを、いかにおしゃれに切り取り、自分の世界観を表現できるかが大切です。
映えるカフェ写真を撮るための基本ポイント
自然光の活かし方
カフェ撮影の基本は「自然光を味方につける」ことです。特に窓際の席は柔らかい光が入りやすく、料理やドリンクを立体的に、ナチュラルに見せてくれます。時間帯によって光の色温度も変わるため、午前中の白っぽい光や、午後の暖かみのある光など、撮影時間を意識することも重要です。逆光や半逆光を利用することで、被写体にふんわりとした透明感を与えることができます。
構図の基礎と空間の整理
視線を自然に導く効果がある「三分割構図」や「対角線構図」は、構図の基本としてよく使われます。構図を考える際は、写真内に写り込む不要な背景や物を整理し、主役が引き立つように配置しましょう。テーブル全体を見せるか、一部を切り取るかでも印象は大きく変わります。
関連記事:【初心者の方必見!】上手な写真を撮るための構図・アングルの基本を分かりやすく解説!
カラートーンと雰囲気の統一
ホワイトバランスや露出補正を活用して、写真全体の色味と雰囲気を整えると統一感が生まれます。暖色系でまとめれば柔らかく温かい雰囲気に、寒色系ならスタイリッシュで洗練された印象に仕上がります。カフェの内装や食器の色に合わせて、トーンを意識することがポイントです。
関連記事:ホワイトバランスとは?基礎知識からクリエイティブな活用例までご紹介
カフェ空間をおしゃれに切り取る撮影テクニック
レンズ選びと画角の使い方
カフェ撮影では、35mmや50mmの単焦点レンズが特におすすめです。35mmは広角寄りで空間全体を捉えやすく、店内の雰囲気を活かした写真が撮れます。50mmは肉眼で見た自然な感覚に近く、背景を柔らかくぼかしつつ、自然な遠近感を演出できます。特に、明るい単焦点レンズは、暗めの店内でもシャッター速度を稼ぎやすく、ノイズを抑えた撮影がしやすい傾向があります。
関連記事:単焦点レンズとは?特徴やレンズ選びのポイントをご紹介
奥行きや遠近感の出し方
写真に奥行きを出すためには、前景・中景・背景を意識した構成が有効です。たとえば、手前にコーヒーカップ、中景にお皿、背景に店内インテリアを配置すると、立体感のある写真になります。被写体を中心に据えるだけでなく、画面の手前や奥に何を入れるかを意識することで、奥行きとストーリーが生まれます。
背景ボケを活かすには
F値を2や2.8など小さめに設定して背景をぼかすことで、主役を引き立てることができます。特に壁面の装飾や照明などを背景に入れて柔らかくぼかすと、雰囲気ある写真になります。ボケ感をうまく使うことで、空間の情報を残しながらも主題に視線を誘導できます。
関連記事:【背景ボケのつくり方】ボケを活かして美しい写真を撮る方法
コーヒーやフードの“美味しそうな”撮り方
角度と構図の使い分け
フードフォトで、コーヒーの質感や立体感を見せたい場合は、45度の斜めアングルが効果的です。パンケーキやサンドイッチなど高さのある料理は、斜めや横から撮ることでより立体的に見えます。また、プレートの円形を活かした円構図もおすすめです。
F値や光で立体感を出す
F値を開放寄りに設定し、自然光を斜めから当てることで立体感が出ます。特にラテの泡や湯気を撮りたいときは、逆光やサイド光が最適です。湯気を写すには露出をややアンダー気味に設定すると、背景との差で見えやすくなります。
関連記事:F値(絞り値)とは?設定例やシャッタースピード、ISO感度との関係まで徹底解説
小物や食器の演出ポイント
テーブルにナプキンやスプーン、雑誌、小さな植物などを添えることで、カフェらしい世界観が引き立ちます。ポイントは「置きすぎない」こと。余白を活かし、シンプルながらも意図ある配置を心がけることで、より洗練された印象になります。
カフェ×人物:ポートレート撮影のコツ
座る位置と自然な表情の引き出し方
カフェでのポートレート撮影では、人物とカフェの雰囲気を調和させることが大切です。窓際の自然光が入る席に座ってもらうことで、顔に柔らかい光が当たり、肌が綺麗に見えます。話しかけながらリラックスした自然な表情を引き出すと、カフェらしい日常感のある写真になります。
関連記事:ポートレートとは?上手に撮影するコツやレンズ選びのポイントを解説
背景と人物のバランス
背景にカフェのインテリアや窓の光、観葉植物などを入れると、人物がカフェの雰囲気に自然と馴染んで見えます。背景がゴチャつくと主役がぼやけるため、F値を小さくして背景を適度にぼかし、視線を人物に集める工夫が必要です。
撮影時の注意点と工夫
カフェでのポートレート撮影では、シャッター音や他のお客様の視線が気になることもあります。長時間の撮影や、通路を塞ぐ撮影は避けましょう。撮影許可をもらっている場合でも、店の雰囲気を壊さないよう短時間で撮るのがマナーです。
カフェ撮影におすすめのカメラ設定
おすすめモード設定(Aモード中心)
カフェ撮影では絞り優先モード(AまたはAv)を使うと便利です。F値を自分で設定することで、ボケ感を調整しながら露出はカメラに任せられます。店内が暗い場合はISO感度を800〜1600程度まで上げて、シャッタースピードが極端に遅くなりすぎないように注意しましょう。
ホワイトバランスやISO調整のコツ
店内の照明は暖色系が多いため、自動ホワイトバランス任せにすると赤みが強くなる場合があります。プリセットで「蛍光灯」や「電球」などを選ぶか、K(ケルビン)値を調整して理想の色味に近づけましょう。ISOはできるだけ低く保ちつつ、手ブレを防ぐために適度に上げるのが基本です。
撮影に適した時間帯と座席選びのポイント
カフェ撮影にベストな時間帯は、午前中〜昼過ぎまでの自然光が入る時間です。特に午前10時〜13時頃は、柔らかく色温度の安定した光が入りやすく、料理や人物を綺麗に撮れます。
また、座席は窓際が理想です。撮影スペースに余裕があるか、逆光がきつすぎないかもチェックしましょう。光の入り方を意識して席を選ぶと、失敗のない写真が撮れます。
カフェでの撮影マナーと注意点
カフェでの撮影では、まず店の雰囲気や他のお客様に配慮することが大前提です。事前に撮影が可能かをスタッフに確認しましょう。
三脚の使用、大きな機材の持ち込みや長時間の席占有などは控えるべきです。SNSやブログに写真を掲載する際には、お店の名前を記載したり、過度な加工を避けるなどのマナーも心がけたいところです。
カフェ撮影に最適なタムロンのおすすめレンズ
カフェでの撮影は、店内の雰囲気やテーブルの上の美しいドリンクやスイーツなど、多彩な被写体をどう切り取るかがポイントです。そのためには、「広角レンズ」と「標準レンズ」の使い分けが効果的です。ここでは、軽量・コンパクトで描写力にも優れた、タムロンのおすすめレンズをご紹介します。
広角ズームレンズ
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16-30mm F/2.8 Di III VXD G2 a064(Model A064)
市場で好評を得た17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)が進化した、第2世代「G2」モデル。ズーム倍率を拡大しながらも、軽量・コンパクトな設計を維持し、高画質を実現しました。さらに、AF性能を向上させるとともに、最新のレンズデザインにアップデートし、操作性を高めています。また、レンズに動画・写真撮影用の実用的な機能を割り当てられるTAMRON Lens Utility™にも対応。初代の機動力と実用性を継承しながら、広角撮影の可能性をさらに拡げた16-30mm F2.8 G2。超広角ならではの表現を存分にお楽しみいただける一本です。
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17-50mm F/4 Di III VXD a068(Model )
17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、静止画や動画撮影で使用用途の高い焦点距離をカバーした、超広角域17mmから標準域50mmまでをF4通しでカバーする広角ズームレンズです。ズーム全域で高い描写力を達成しており、画面周辺までクリアに描きます。AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高速・高精度なAFを実現。また、インナーズーム機構の採用により、ズーム時に長さが変化しないため、静止画撮影だけでなく、ジンバルなどに搭載してもバランスがとりやすく、動画撮影にも最適です。さらに、広角端で最短撮影距離0.19m、望遠端で0.3mと近接撮影能力が高く、被写体に思いきり寄れるため、様々な撮影シーンで個性豊かな一枚を撮影することができます。機動力・利便性に長けたこの1本を持ち歩けば、静止画・動画問わず、ダイナミックな風景からスナップ撮影まで、レンズ交換をせずにバリエーション豊かな撮影が可能です。
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11-20mm F/2.8 Di III-A RXD b060(Model )
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)は、大口径F2.8でありながら小型軽量と高い描写力を実現。コンパクトなAPS-Cサイズミラーレスカメラボディとのバランスもよく、普段使いとして最適です。広角端11mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:4と驚異的な近接撮影能力を実現し、パースペクティブの効いたデフォルメ効果を活かしたワイドマクロ撮影が可能。また、AF駆動には静粛性に優れたステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載しており、静止画だけでなく動画撮影にも適しています。加えて、屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、超広角大口径F2.8の高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
標準ズームレンズ
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20-40mm F/2.8 Di III VXD a062(Model )
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、携帯性を徹底的に追求した、新たな大口径標準ズームレンズです。超広角20mmからはじまり、標準域の40mmまでをカバーしながら、クラス最小・最軽量のサイズ感。ズーム全域で美しい写りも実現しており、静止画撮影だけでなく、Vlogなどの動画撮影にも活躍します。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを採用し、高速・高精度なAFを実現。静止画・動画問わず気軽に持ち出し撮影を楽しむことができる、今までにない新しい大口径標準ズームレンズです。
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 a063(Model )
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は、高い評価を受けた28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)から、第2世代「G2」として、さらなる進化を遂げた大口径標準ズームです。高画質・高解像を実現し、AFの高速化と高精度化を達成しました。広角端での最短撮影距離0.18m、最大撮影倍率1:2.7を実現。新デザインの採用により操作性や質感も向上しました。さらに、独自開発した専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズが可能になりました。
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17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD b070(Model )
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。
高倍率ズームレンズ
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25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2 a075(Model A075)
25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2 (Model A075)は、発売以来高い評価を得てきた28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)の後継機種「G2」として登場しました。広角端を28mmから25mmへ拡大し、望遠端は200mmを維持。コンパクトなサイズを保ちながら、性能にも妥協せず、作品づくりを支える次世代の高倍率ズームレンズです。
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28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD a071(Model )
これまでタムロンが培ってきた高倍率ズームレンズの技術力やノウハウを注ぎ込み、28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)は誕生しました。高倍率ズームとしては世界初となるF2.8スタートの明るさを確保。広角端28mmから望遠端200mmにいたるズーム全域においても高い描写性能を実現します。
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28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD a074(Model )
28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD (Model A074)は、ズーム倍率10.7倍でコンパクト、汎用性に優れたソニー Eマウント用高倍率ズームレンズです。フルサイズミラーレス一眼カメラ用高倍率ズームレンズとして、クラストップレベルの高画質を誇り、高速・高精度AFのVXDと、手ブレ補正機構VCを搭載。レンズ交換不要であらゆる「撮りたい」に対応できる、行動派レンズです。
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18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD b061(Model )
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はズーム比16.6倍を実現し、AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載。特殊硝材をバランスよく配置したことで、画面の中心から周辺まで高い描写性能を維持し、クラストップレベルの高画質を実現しています。優れた近接撮影能力と手ブレ補正機構VCも搭載。広角から超望遠まで高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
単焦点レンズ
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20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 f050(Model )
F/2.8の明るさと高い近接撮影能力を合わせ持つレンズが登場。Model F050は超広角撮影を本格的に楽しめる20mmの単焦点レンズです。最短撮影距離0.11mまで寄れば、未体験の超広角世界を楽しむことができます。
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24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 f051(Model )
“驚異的に寄れる”広角単焦点レンズが登場。Model F051は広角写真のバリエーションを広げる焦点距離24mm、最短撮影距離0.12mを実現しています。撮影のフットワークを軽くする小型・軽量設計でスナップに最適なレンズです。
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35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 f053(Model )
ミラーレス専用設計のソニーEマウントレンズシリーズに単焦点35mmが登場。Model F053はF/2.8と大口径でありながら最短撮影距離0.15mまでの近接撮影が可能。被写体が引き立つ美しいボケを楽しむことができます。
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90mm F/2.8 Di III MACRO VXD f072(Model )
90mm F/2.8 Di III MACRO VXD (Model F072)は優れた解像力ととろけるボケ味。進化した高速・高精度AFとタムロン初の12枚羽根の円形絞りを採用した、コンパクトな中望遠マクロレンズです。