CSR調達

CSR調達の考え方

CSRテーマ「CSR調達」は、「健全な取引を実施し、お取引先とともに、人権・労働基準・環境などの社会的責任に配慮した調達活動を推進します。」という方針の下、お取引先と共に製品の品質に配慮するだけではなく、社会・環境課題に関する課題の解決について取り組んでいます。

関連するSDGs

働きがいも経済成長も

8.すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用および働きがいのある人間らしい仕事を推進する

つくる責任つかう責任

12.持続可能な消費と生産のパターンを確保する

お取引先とともに取り組む化学物質管理

タムロンは、材料に有害化学物質を使用しない方針のもと、製品づくりを行っています。お取引先においても当社の環境品質保証体制の基準に基づいた管理を製品含有化学物質の情報伝達スキームであるchemSHERPA(※)でお願いしています。
また、社内ではXRF(蛍光X線分析装置)や、ICP-AES(高周波プラズマ発光分光装置)及び、GC-MS(ガスクロマトグラフィー質量分析計)にて分析を実施し、安全・安心な商品をお客様にお届けしています。
今後も世界各国の有害化学物質規制を順守する体制を維持、改善していきます。

(※)chemSHERPA(ケムシェルパ)とは、サプライチェーンにおける製品含有化学物質情報の伝達スキームのこと。情報の提供側・受領側双方の負担を軽減することを目指しています。

責任ある鉱物調達方針

コンゴ民主共和国およびその隣接国から採掘された鉱物(タンタル、スズ、金、タングステン)の一部が、人権侵害、環境破壊などの不正に関わる武装勢力の資金源になっているとして、「紛争鉱物」と呼ばれ規制されています。
当社では、こうした「紛争鉱物」を使用しない方針としています。

(※1)毎年、約200社を超えるお取引先に対し来歴調査を依頼し、全てのお取引先から回答をいただいています。
社会課題となっている「紛争鉱物」は見つかっていません。

責任ある鉱物調達方針
タムロンは、調達活動における社会的責任を果たすため、人権侵害、環境破壊等の不正と関わる鉱物を使用しないことを方針とします。また、お取引先と協力し、製品に使用される鉱物の来歴の確認に取り組んでいきます。
お取引先におかれましては、タムロンの社会的責任の観点からリスクの高い鉱物不使用に向けた取り組みにご賛同いただくとともに、タムロンが実施する調査や監査にご協力いただき、鉱物資源の責任ある調達に取り組むことをお願いいたします。

当社グループ工場のCSRの取り組みの改善活動

自社の生産工場におけるCSRの取り組みを把握するためにSAQを活用し、継続的にモニタリングと改善活動をしています。これまで中国仏山工場とベトナム工場を対象に「労働、安全衛生、倫理、環境保全、管理システム」の5カテゴリーに関する確認を行いました。結果、火災予防の改善や残業が多い社員に対して産業医による健康状態の把握を行うように改善を行いました。

CSR調達の管理体制

CSR委員会で決定した重要事項と目標は、各CSR管理部門でマネジメントを行います。CSRテーマ「CSR調達」では、CSR委員会の下部組織であるCSR調達部会が具体的な方針や目標の管理を行っています。

目標・実績

CSR重要課題 2022年実績 2023年/中期目標
CSR調達の推進 環境、人権問題を考慮した内容のSAQ調査シートを準備 環境、人権問題を考慮したサプライヤーSAQ調査の実施