リスクマネジメント
リスクマネジメントの考え方
タムロングループは、短期・中期・長期にわたるリスクを防止または計画的に軽減する等の対策を実施するリスクマネジメントを通じて、企業の安定した成長に資することを目的として「リスクマネジメント規程」を制定し、リスクマネジメント推進のための基本事項・方針の決定、審議を行う「リスクマネジメント委員会」を設置しております。
当社グループにおけるリスクの抽出、発生時の損害または影響が大きいリスクに対する予防または軽減対策等を検討する「リスクマネジメント検討委員会」を、「リスクマネジメント委員会」の下位組織として設置しており、外部環境の変化や当社グループ内の対策状況を適時把握し、対応策の見直しを行うなど実効性を高めております。
2024年における重点リスクは11項目でした。重点対策テーマとしては以下5つを特定し、それぞれリーダーが任命され、関係組織と連携の上でリスク対応策を実行しております。その進捗状況は年1回のリスクマネジメント委員会を通じて確認され、必要に応じて是正・改善がなされる仕組みとなっております。
重点対策テーマ
- ガバナンス改善
- 情報セキュリティ強化
- 地政学リスクへの対応強化
- 持続可能なサプライチェーンの強化
- BCPの改善
※重点対策テーマ… 影響度・発生可能性の高まり、対応状況の進捗等を踏まえ全社的対応(部門横断的な取り組み、リソース支援ほか)が必要なテーマ
リスクマネジメント体制
事業継続計画(BCP)の取り組み
タムロンは、大地震等に対する被害最小化及び事業の継続・早期復旧に取り組むために、「緊急事態対応規程」並びに「事業継続基本計画書」などの規則を定め、リスクマネジメント体制を通じて継続的改善を行っております。
災害対策本部訓練を実施
近年、日本では高い確率で大型地震が発生すると予測されています。タムロンでは、リスクマネジメントにおける重点対策テーマの1つを「BCP(事業継続計画)の改善」とし、不確実性にも対処できるための体制強化を図っております。
また、BCPは平時の備えとともに訓練が肝要であることから、タムロンの本社では、首都圏において大規模災害が発生した場合を想定事案とする「災害対策本部訓練」を定期的に実施しております。対策本部は、対策本部長を中心とした幹部メンバーと共に、被害状況の把握から始まり、災害発生により混乱している状況でも対策本部が的確な判断と意思決定ができるようにシミュレーション型の訓練を行っております。

目標・実績
CSR重要課題 | 2024年目標 | 2024年実績 |
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BCMの強化 | 全社訓練の実施 | 全社訓練実施済み |